バラバラにみえるものを結びつけるとき,そこに美しい調和が生まれる(ヘラクレイトス)


ヘラクレイトスの創造的考察 6
障害こそが実りを生み出すバラバラにみえるものを結びつけるとき,そこに美しい調和が生まれる
"A wonderful harmony is created when we join together the seemingly unconnected."

これはよく納得がいきます。
持っているバラバラの知識が何かのきっかけで結びついたとき,パッと門前が開けてくることがありますね。

患者を診ていると,いくつかの問題を抱えています。これを "Problem list" というのにまとめる作業があるのですが,これが今の POMR (problem-oriented medical record) の原点ですね(実際,この作業をやるかやらないか,このリストを活用できるかできないか,は大切なポイントだと考えています)。ただ,このシステムの落とし穴は,各問題点の分析には向いているけど,統合するのは苦手,というところでしょうか。
この各々の問題点を結びつけることができるかどうか,そこが重要 (critical point) です。○○症候群なんていうのは,この各々の問題点を結びつけないと発見(診断)できません。

美術評論家ラルフ・キャプランはこう言っているそうです。
「すべての芸術と大半の知識に必要なのは,関連性を見つけるか関連づけをするかのいずれかである。自分の知識と関連づけない限り,人は何一つ学ぶことも身につけることもできないのだ。」

※ロジャー・フォン・イーク「創造力のスイッチを入れろ(原題:Expect the Unexpected: A Creativity Tool Based on the Ancient Wisdom of Heraclitus 訳:川崎和子)」より

Posted: 金 - 1月 9, 2004 at 06:16 åflëO           たこ部屋


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