ベビースイミング
まず,ベビースイミングの開始時期は6ヶ月から,だそうです。この時期というのは,母親からの移行抗体が減衰する時期ですね。
次に,プールの水の塩素などの刺激はないのか? →
赤ちゃんの喉や鼻の奥の粘膜が腫れる
→
細菌に感染しやすくなる
→
耳管を介して中耳炎になりやすくなる
→
1歳未満は抗菌薬のコンプライアンスが悪い
→
今問題の耐性肺炎球菌やインフルエンザ菌による反復性中耳炎を起こしやすくなります。だいたい,こういう子供って,保育園での集団保育を受けているんですよね(偏見ですか?)。それがまた,反復性中耳炎のリスクファクターとなるんです。
ベビースイミングに興味もない私がこれを調べたのは,今度とある耳鼻咽喉科の職員に講演をすることになったからです。題して「治りにくくなった中耳炎─現代医療と社会の産物─」。もちろん,抗菌薬濫用による耐性菌の増加と保育園等の集団保育の影響で耐性菌があっという間に拡散してきた,という話ですが,予想外といっては大変失礼なのですが,このことは耳鼻咽喉科の先生方はよく御存知なんですね(むしろ,経口セフェム系薬を処方しすぎる小児科医が問題なのかも)。その中で,ふと,ベビースイミングは一体どういう影響を受けるのだろう,と思ったのです。その関係資料は,ほとんど見つかりませんでした。ですから,上のことは私の頭で考えたものですが...。皆さんは,どのようにお考えになりますか。
ちなみに,このベビースイミング,家庭にプールがあるのがさして珍しくないアメリカ合衆国のような国,またオランダのように運河の多いところで,水の事故を防ぐ意図で始められたもの,だそうです。>知っていましたか,皆さん。 家庭にプールもない,運河もない日本では,早期教育に理論化されたのはいかにも欧米の物事を美化する悪い癖のある日本人らしいといってはそれまででしょうか。
そういや,米国で医療訴訟対策に始まった病院安全管理対策が,日本に導入されたら一気に美徳化されてしまって,病院機能評価や病院監査の重点項目にまでなってしまったのに似ていますね。安全管理対策は重要なことではありますが,ちょっと本末転倒の部分が多すぎるのではないかと,個人的には感じています。こういうことにかけては,やたら気合いが入る方々(茄子さん!?)がいるのも気になります。
Posted: 日 - 9月 14, 2003 at 10:25 åflå„
たこ部屋